医療・介護関係者向け
退院支援・訪問診療の紹介判断に必要な情報をまとめています
こまくさ在宅クリニックでは、大東市・四條畷市を中心に、門真市・寝屋川市・東大阪市など周辺地域で、訪問診療、在宅緩和ケア、自宅・施設での看取り、在宅赤血球輸血、医療処置が必要な方の紹介相談を受け付けています。退院日、病状、必要な処置、療養場所を伺い、受け入れ可否、初回訪問までに必要な準備、関係職種の役割を具体的にお伝えします。
医療・介護関係者の方
地域連携室、病院主治医、MSW、退院調整看護師、訪問看護師、ケアマネジャー、薬局、介護施設の方からの相談を受け付けています。必要な情報がすべてそろっていなくても、分かる範囲でご連絡ください。
紹介・導入相談:072-803-7417
相談受付:月〜金 9:00〜17:30(祝日も営業)/休診:土曜・日曜・毎月29日〜31日
退院日が迫っている場合は、相談受付時間内にお電話ください。すでに当院の訪問診療をご利用中の方の急変時は、開始時にお伝えしている緊急連絡先へご連絡ください。
このような紹介・相談を受け付けています
在宅移行の可否が決まっていない段階でもご相談いただけます。病状、退院予定日、必要な医療処置、訪問看護・介護体制、ご本人・ご家族の希望を伺い、受け入れ可否と初回訪問までの手順をお伝えします。
医療処置が必要
人工呼吸器、酸素、点滴、栄養管理、カテーテルなど
緩和ケア・看取りを希望する
がんや非がん疾患の進行期で、症状緩和、自宅・施設での療養、看取りの希望を医療・介護チームで共有したい場合。
在宅赤血球輸血の適応を相談したい
血液疾患、悪性腫瘍、慢性疾患などに伴う貧血があり、通院負担から在宅での赤血球輸血が望ましい場合。
ハブとしての役割が必要
神経難病の患者などで、病院主治医、訪問診療、訪問看護、薬局、ケアマネジャーなど多職種連携のコーディネーターが必要、ACP支援が必要な場合。
紹介可否が分からない時点でもご連絡ください。
訪問地域、病状、必要な医療処置、在宅の支援体制、当院の診療状況をもとに、受け入れ可否と開始可能日をお伝えします。
訪問エリア
主な訪問エリア
大東市、四條畷市、門真市、寝屋川市、東大阪市、守口市、交野市、枚方市、奈良県生駒市西部
大東市と四條畷市の境界にある当院から、車でおおむね30分以内を目安としています。
※他の患者さんの訪問スケジュールの都合で、エリア内でも時間帯や曜日など全てのご希望に添えない場合があります。

訪問診療の対象
訪問診療の対象は、病名だけで決まりません。通院困難の程度、退院後に必要な医療、療養場所、ご本人・ご家族の希望、多職種による支援体制を踏まえて判断します。以下は主な相談例です。
在宅緩和ケア・看取りを希望する方
がんの進行期・終末期
心不全、呼吸不全、腎不全などの進行期
自宅・施設での療養や看取りを希望
通院困難となった慢性疾患の方
慢性心不全、慢性呼吸器疾患、慢性腎不全
糖尿病、高血圧、脂質異常症など
フレイルやADL低下で外来通院が困難
神経難病・高度障害のある方
ALS、パーキンソン病関連疾患など
脳卒中後遺症、重度麻痺、嚥下障害
呼吸・栄養・排泄を含む複合的な管理が必要
認知症・老衰・フレイルの進行期
認知症の進行により通院が困難
食事摂取低下、脱水、反復する感染症
老衰や看取りの方針を相談したい
貧血があり在宅赤血球輸血の適応を相談したい方
骨髄異形成症候群などで通院負担が大きい
悪性腫瘍・慢性疾患に伴う貧血
病院主治医との連携が必要
複合的な在宅課題がある方
褥瘡、低栄養、脱水、反復感染が重なる
服薬管理、介護体制、受診手段に課題がある
多職種の役割分担と情報共有が必要
記載のない疾患でも、通院困難、退院支援、在宅緩和ケア、看取り、施設療養継続に関する相談を受け付けています。受け入れ可否は、通院困難の程度、訪問地域、必要な医療処置、在宅の支援体制をもとに医師が判断します。
訪問診療で可能な検査・処置
主な検査・医療処置
訪問診療で行う主な検査
血液検査(採血)
12誘導心電図
ホルター心電図
腹部超音波検査
肺機能検査(スパイロメトリー)
終夜経皮的動脈血酸素飽和度測定
経皮的CO2持続測定
慢性呼吸不全、人工呼吸器、NPPV、在宅ハイフローなどの導入時など
在宅緩和ケア・看取りに関わる処置
腹水穿刺(腹腔穿刺)
肝硬変やがん性腹膜炎などによる腹水
医療用オピオイドの持続投与
PCAポンプを用いる場合を含みます。
シリンジポンプによる持続薬剤投与
ミダゾラム等の鎮静薬、オピオイド、オクトレオチド、ヘパリンなど
自宅・施設での看取り支援
薬剤の選択や鎮静の実施は、症状と医学的適応、ご本人・ご家族の意向、倫理的配慮、薬剤の使用上の注意を踏まえて、医師が個別に判断します。
呼吸不全に関わる在宅医療
在宅酸素療法(HOT)
在宅ハイフローセラピー
人工呼吸器管理(NPPV・TPPV)
NPPVの在宅導入・設定管理
CPAP(持続陽圧呼吸療法)
気管カニュレ交換・気管切開管理
点滴・栄養管理・在宅赤血球輸血
末梢点滴・皮下輸液
CVポート管理・中心静脈栄養(TPN)
在宅赤血球輸血
専用の血液搬送装置等を用い、血液製剤の温度を管理して搬送・実施します。
経管栄養(胃ろう・経鼻胃管)
減圧目的の経鼻胃管管理
悪性腫瘍による腸閉塞など
カテーテル・ドレーン・皮膚トラブルの管理
膀胱留置カテーテル・腎瘻・膀胱瘻
人工肛門・人工膀胱(ストマ管理)
各種ドレーン管理(抜去が難しい場合も退院可能です)
褥瘡処置
創部の状態を診察し、適応がある場合はデブリードマンや陰圧閉鎖療法を在宅で行います。
在宅自己注射・在宅での注射治療の例
インスリン
GLP-1受容体作動薬
ALS:ロゼバラミン筋注
ヘパリンカルシウム皮下注 悪性腫瘍に伴う血栓塞栓症など
パーキンソン病:アポカイン皮下注、ヴィアレブ持続皮下注
重症筋無力症:リスティーゴ皮下注、ヒフデュラ皮下注 など
神経難病の注射治療は、病院の専門医と連携して継続します。
痛み・痙縮に対する処置
ボツリヌス療法
脳卒中後遺症や神経疾患に伴う痙縮・ジストニアなどに対し、診察で適応部位と治療目標を定め、ボツリヌス療法を行います。
トリガーポイント注射
筋肉のこわばりや痛みに対し、診察で痛みの部位と原因を見極め、適応がある場合にトリガーポイント注射を行います。
指定難病更新・書類作成
指定難病の更新(臨床調査個人票)
当院かかりつけの患者さんについては、病状、検査結果、専門医療機関からの診療情報をもとに、臨床調査個人票の作成に対応します。
在宅赤血球輸血について
当院では在宅での赤血球輸血に対応しています。実施可否は、医学的適応、輸血歴・副反応歴、輸血前検査、同意、製剤の搬送・温度管理、輸血中・輸血後の観察体制、急変時の対応方針を基準に医師が判断します。
ご紹介時に共有いただきたい情報
すべての情報がそろっていなくても相談できます。
受け入れ可否を判断し、初回訪問日を決めるため、分かる範囲で次の内容をお知らせください。
患者基本情報・日程
氏名、年齢、訪問先住所、連絡先、キーパーソン
退院予定日または開始希望日
療養場所、駐車可否、施設名
病状・治療内容
主病名、現在の病状、今後の見通し
直近の検査結果・画像所見、使用中の薬剤
病名・予後についての説明状況
医療処置・生活機能
ADL、認知機能、介護度
酸素、人工呼吸器、輸液、栄養管理
カテーテル類、医療材料、処置手順
在宅支援体制
訪問看護、ケアマネジャー、薬局の関与状況
介護サービス、施設看護体制、ご家族の支援状況
退院前カンファレンスの希望日時
ご本人・ご家族の希望
希望する療養場所と治療方針
急変時の病院受診・救急搬送に関する意向
自宅・施設での看取りに関する希望
在宅輸血をご紹介いただく場合
診断名、輸血目的、輸血歴・副反応歴
直近のHb、血液型、不規則抗体の有無
急変時方針、病院主治医との役割分担
相談から訪問診療開始までの流れ
お問い合わせ
代表電話、紹介・相談フォーム、相談シートのいずれかでご連絡ください。退院日が迫っている場合は、相談受付時間内にお電話ください。
受け入れ判断・開始日の決定
病状、訪問先、必要な医療処置、薬剤、訪問看護・介護体制、ご本人・ご家族の希望を伺い、訪問診療の適応を判断して開始日を決めます。
退院前の連携・準備
必要に応じて退院前カンファレンスに参加し、医療材料、処方、訪問看護、薬局の準備を進めます。カンファレンスの参加方法と日時は、病院担当者と決めます。
初回訪問
医師が自宅または施設で診察し、病状と療養環境を踏まえて診療計画を立てます。必要な医療・介護サービスと急変時の連絡方法もお伝えします。
定期訪問・緊急連絡体制の開始
診療計画に沿って定期訪問を開始します。急変時は、開始時にお伝えする緊急連絡先で症状を伺い、医師が往診、訪問看護への指示、処方、病院受診、救急搬送のうち必要な対応を判断します。
当院の連携方針
1
退院前から情報を共有します
診療情報、必要な処置・薬剤・医療材料、訪問看護の導入状況、初回訪問日を病院・在宅チームで共有し、退院日までに在宅療養の体制を整えます。
2
急変時の対応方針を事前に共有します
病状変化を想定し、受診・再入院の目安、救急搬送の希望、療養場所、看取りの方針を、ご本人・ご家族と医療・介護チームで共有します。
3
がん・非がんの緩和ケアを支援します
痛み、呼吸困難、倦怠感、不安、せん妄などを評価し、ご本人・ご家族の希望に沿った症状緩和と療養方針を提案します。
4
在宅赤血球輸血は実施条件に沿って行います
医師が適応と実施可否を判断し、検査、同意、製剤の温度管理、観察体制、急変時対応を含む実施手順を定めます。病院主治医・訪問看護とは役割分担を明確にします。
5
施設・介護現場の判断を支えます
発熱、食事摂取低下、呼吸苦、浮腫、意識変化、褥瘡、終末期の変化などを医学的に評価します。
6
紹介元へ必要な情報を共有します
病状変化、専門的評価、再入院が必要な場合は関係医療機関と連携し、必要に応じて診療情報提供書・報告書を作成します。
紹介・相談方法
退院日が迫る・急ぎの相談
相談受付時間内に代表電話へご連絡ください。患者情報がすべてそろっていなくても、退院予定日と現在の病状を伺い、その時点で受け入れの見通しと追加で必要な情報をお伝えします。
通常の紹介・資料添付
紹介・相談フォームをご利用ください。診療情報提供書等の送付方法は、代表電話へお問い合わせください。
相談シートで必要情報を共有
基本情報、保険情報、病状、訪問看護、ご本人・ご家族の同意状況を一枚で共有できます。
