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在宅輸血
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在宅赤血球輸血について
通院が難しい方にも、必要な赤血球輸血を自宅で受けられる体制を整えています。
こまくさ在宅クリニックでは、通院が困難な患者さんに対して、在宅での赤血球輸血を実施できる体制を整えています。
現在、当院で対応している在宅輸血は赤血球輸血のみです。現時点では、血小板輸血、新鮮凍結血漿には対応していません。
実施可否は個別に判断します
在宅輸血は、すべての患者さんに実施できる治療ではありません。輸血の医学的適応、全身状態、輸血副反応のリスク、在宅での観察体制、急変時対応の方針などを総合的に確認したうえで、実施の可否を判断します。
SYSTEM
当院の在宅輸血体制
日本赤十字社から搬入
輸血に使用する赤血球製剤は、日本赤十字社から供給される輸血用血液製剤を使用します。
院内で保管・管理
搬入された赤血球製剤は、使用まで適切な温度管理のもとで保管します。
患者さん宅へ搬送
血液搬送装置を使用し、品質管理に配慮しながら患者さんのご自宅へ搬送します。
FLOW
在宅赤血球輸血の流れ
1
適応の確認
貧血の程度、症状、全身状態、通院困難性、輸血によって期待される効果を確認します。
2
輸血前検査・同意確認
血液型確認、交差適合試験、感染症検査などを実施し、ご本人・ご家族へ輸血の説明したうえで同意を確認します。
3
血液製剤の受け取り・保管
日本赤十字社から供給される赤血球製剤を受け取り、使用まで院内で適切に管理します。
4
血液搬送装置で患者さん宅へ搬送
血液搬送装置 ATR705-RC05を用いて、温度管理に配慮しながら患者さんのご自宅へ搬送します。
5
ご自宅で輸血を実施
輸血前確認を行い、体温、血圧、脈拍、酸素飽和度、自覚症状などを確認しながら輸血を実施します。
6
輸血後の観察と記録
輸血後も副反応の有無を確認し、実施内容、製剤情報、観察内容などを記録します。
INDICATION
対象となる方
EXPECTED BENEFIT
赤血球輸血で期待されること
症状緩和
貧血に伴う息切れ、動悸、強い倦怠感、ふらつきなどの軽減が期待される場合があります。
生活の質
在宅療養中の体力低下や移動負担を減らし、住み慣れた環境で治療を受けられる可能性があります。
限界
輸血は原因疾患そのものを治す治療ではありません。効果の程度や持続期間には個人差があります。
RISK
在宅輸血のリスクと限界
CRITERIA
当院での実施基準
当院では、医学的必要性があり、在宅で安全に実施可能と判断される場合に限り、在宅赤血球輸血を実施します。
CONSULTATION
ご相談について
在宅輸血は、単に「自宅で輸血を行う」だけではなく、血液製剤の受け取り、保管、搬送、患者確認、輸血中の観察、副反応対応、記録管理まで含めた医療体制が必要です。
当院では、在宅医療・在宅緩和ケアの一環として、患者さんの病状、生活環境、ご家族の介護状況、輸血によって期待できる効果とリスクを総合的に判断し、在宅赤血球輸血の可否を検討します。
貧血による強い倦怠感、息切れ、ふらつきなどがあり、通院での輸血が難しい場合はご相談ください。
REFERENCES
参考情報
・日本赤十字社「赤血球液-LR『日赤』」添付文書・製剤情報。赤血球製剤の保存条件、副作用、感染症リスク等に関する情報。
・日本輸血・細胞治療学会「輸血療法実践ガイド」。輸血療法の実施、適応、安全管理に関する指針。
・血液搬送装置 ATR700-RC05/ATR705-RC05 製品情報。庫内温度管理、温度記録、アラーム機能等に関する情報。
※本ページは、在宅赤血球輸血に関する当院の体制を説明するものです。実際の適応や実施可否は、患者さんの病状、検査結果、輸血歴、副反応歴、在宅環境、緊急時対応方針などを確認したうえで個別に判断します。


